9/21 沼津speak ez 春は遥か遠く#2

レーベルの二バンド、京都のsewi、札幌のanthology three chordを迎えての企画。
企画としての良し悪しやライブのクオリティを幾ら文章で綴っても感じ取れないし、僕達みたいに捻くれた人間にとっては自慢話なんて聞きたくもない。
それでも僕が続けるのは、本当に共有できる人たちと分かり合い、本音で素晴らしいと思える表現があるから。

Turning Center
東京の新参スリーピースメロディック。パートチェンジして本気出してるよう。
Ba&Voのちんねんとは、長い付き合いで、それをMCで話したかったけど、ちんねんが居なくて止まってしまったのでここで書く。
彼に出会ったの辿ったら2008年3月。僕がpassive chordで初めて初台wallのブッキングに出演したとき、彼はスカパンクバンドでベース弾いてた。そのバンド自体うちのメンバーがすごく気に入って、ちんねんがうちのメンバーと話してたのも覚えてる。僕は気取ってるタイプだったので、たしかその時は一言も交わしてない。
初めて言葉を交わしたのはたしか2009年ごろ。stereo typeのライブに彼が来てた。元々ステレオやsakilo界隈のバンドが好きだったと話しかけてくれて、その時ディストロに出してたpassive chordに食いついてくれて、僕のやってるバンドですよ→対バンしてますね、と面識ができた!その時はローエングリンてバンドをやってて、たしかwrong scaleとかみたいなバンドで結構好きでした。その後、パッシブで親交のあったloroに加入。loroの企画にステレオを呼んでもらったり、パッシブでもloroと対バンしたり。その後2012年頃、loroとweaveのスプリットの話をfurther platonixでリリースする話になる。(結局流れてしまって各々の単独作をリリースになる。
その後、2013年頃、passive chord、mainspring、loroの吉野率いるccb(現slugger machine)、from ten to nineの4way split出した時にパッシブでサポートやってもらう。
そん時に彼がディストロで出してたanthology three chordのデモを買い、アンソロジーを知る。ゴリ推し通り滅茶苦茶良い。ちんねんを通じて出会ったアンソロジーだったから、リリース決まった時、彼にライナーノーツ頼みたいとすぐに頼んだ。
そんでもって現在彼はTied Knotsへの加入、circuit break、turning centerの結成となり、僕は僕でパッシブ、ステレオは止まってるけど、sinkerで彼のバンドとは親交を持たせて貰ってる。
もうすぐ10年ぐらいの付き合いになる、数少ない同い年の仲間なわけ。
友達自慢では無い。僕は彼に運命的なものも感じているし、音楽性が近いからの必然でもあるのかもしれない。とにかく音楽を続けていると色んな巡りあわせがあって面白いね。BOSSのCMじゃないけど。
まさかTurning Centerのひとりでこれだけ長文になるとは思わなかったけど、Turning Center まだまだ期待!!snuffy smile彷彿系のメロコア、その中でもこのご時世なかなかマニアックなスタイルでI Excuse、Internatinal Jet SetやSuffering From A Caseやloroファンも今後の活動必見!

Halfmust
横浜のオルタナティブバンド、ハーフマスト。
ハーフマストとはAnthology〜から脱退してしまったBaの濱家さんが対バンしたい教えてもらい、声をかけさせていただきました。で、濱家さん抜けちゃってるっていう(笑) でもそんなこんなで出会えてよかったです。
Voのイセさんとは先日横須賀のweave企画でお会いし、その呑まれっぷりが魅力的で(笑)、沼津も楽んでもらえてたみたいで嬉しいです。静岡のtatamiや、横浜関学周辺バンド、from ten to nine、Goodbye Gangstersとも親交があり、繋がってそうで初対面。
音はbed愛がスゲー感じるわけだけど、ライブはイセさんの個性溢れる感じで最高でした。音源を聴いて「こういう感じね」ではダメですな!やっぱりライブやその人間性、その人たちの活動なども総合的に見ていけるようなバンドマン兼レーベルでありたい。そうすると聴こえ方が変わってくる部分だったり、歌詞の捉え方も変わってくるから面白い。
会ったこと無い人のSNSが嫌いで会ったらいい人だったみたいな感じ。
粗さがしも楽しいかもしれないけど、良い部分を見つけたり、誉めて伸ばす事って大事だと思う。ちょっとこれは今まで色んな仕事してきた中での上司への愚痴なんだけど(笑)
話それてしまったわけで、後半ハーフマストとはまったく関係ない事なので理解ください。

sewi
昨年末京都ぶりのソウイ。ツインドラムになってからの厚みがサウンド的に説得力増してるわけで、それ故ボーカルカワノのモチベーションというかクオリティを高めてるんだな、と。
彼らの表現通り、精神的な部分や思想が重要なバンドで、メンバーの安定や精神的な一体感が演奏力だけではなくバンドとして良い方向にいってると思った。本当にカワノが一人でやったりしてたsakiloの頃と比べると全くの別物というか、ネガティブな部分が根底にあるには変わりがないんだけど、その説得力を増している。
その一体感をレーベルで止めてはいけない。僕も同じ想いを持ち、彼らだけではできない部分をサポートしていかなければまずいと思った。
うちのレーベルは色んなサウンドのバンドが多いので、ひとつの音楽性を追及してる人たちからすると理解できない部分かもしれないけど、クロスオーバーこそが正義で正解と信じているわけではなく、根本には共通するルーツや考えがあると信じています。
兎に角、いまソウイのライブめっちゃ良いから観て欲しい!
関西兼が多いけど、おそらく来年は色々攻めるはずなので。

The Restaurant
まだまだ荒削りだけど、最高なメロディをたくさん持ってる地元バンド。ギターの宮くんも板についてきました。
マジで純粋に無限の可能性を感じるバンドだから、頑張ってほしいに尽きる。頑張りすぎて嫌になっちゃったら嫌なんで、俺的には彼らの音楽を独り占めしてる気分でこのままでも良いんだけどね(笑)
個人的には中高生の時ギターロックとメロコアどっちも好きだったから、ギターロックとか糞くらえって思ってた時期や今でも思ったりするけど、その境界線てのがとても難しくて、正直その時の精神的な部分で捉え方が変わる音楽ナンバーワンだと思っている。
やっぱりバンプオブチキンが好きだったり、グレイプバイン、シロップ、ステファブ、ナイスマーブルス、TOY、onsa、ジョゼ、asayake no atoとかすげー好きだからね。クサい歌詞でもクサく感じさせなかったりすることも大事。クサすぎるとJ−POP感強くなるからかな。J−POPも好きなときもあるし、マジで基準わからん。
とにかくレストラン好きなんで、悔しいから初正式流通は他にはさせねえ!

Sinker
また色々発信してくんで是非チェックしてください。もっと頑張ります。


anthology three chord
兎に角良いライブしてた。彼らにはレーベルとか抜きに、ゆっくりでもいいからずっと続けてほしいって唯々思いました。新しい曲が聴ける日が純粋に楽しみだし、またライブで会えたりする日が待ち遠しい。札幌だから一層そう思うのかね。本当に良いバンドなんだわ。どうやったら僕のできる事でもっと知ってもらえるんだろう。宣伝広告はやっぱり正解とは思わない。口コミも大事だけど、情報が多すぎてSNSは捻くれ者には通じない。
これはsewiもそうなんだけど、この日いた人には必ず感じた事があったはず。
僕のバンドマンとしての考えはそれが一番大事で、一人でもライブ会場で気に入ってくれた人がいたら、たとえお金が無くてCDが買えなくても素晴らしくて、勿論そういう人たちがどんどん増えたらバンドは成功したって言えるんだろうけど、その為にライブを繰り返していくにも金銭的な負担が大きすぎる。
こんな時代だからこそ、「たまたま」で良いのかな、とも思う。たまたまその会場に居て、出会ったバンドが良かった。アンダーグラウンドから抜け出す法則なんか無いし、めちゃくちゃ良いのに知られてないバンドを僕はたくさん知っていると思っている。僕の基準が理解できないと言われたらそれまでだけど、やっぱりyoutubeでは大事なものがそぎ落とされがちなので、決めつけないでは欲しいよね。